ムラサキの文学日記

短編小説、現代詩、俳句、短歌、随筆

2017-01-01から1年間の記事一覧

死者との邂逅(夜のプールと古代生物 跋文)

死んだ祖父に会った時、思ったよりも活き活きしていて僕は「なんだ」と間の抜けた感想を持った。「なんだ」が何を意味するのか、世の中のモラルに照らし合わせて説明できる自信がないので詳細は割愛する。 ともあれ病院で死亡診断の済んだ死体に僕は面会した…

真夜中の古代生物(博物館にて 跋文)

薄暗い博物館にライティングされた古代生物の骨格標本に僕はわくわくとした興奮を禁じ得ない。 子供の頃の冒険心を思い出しているのかもしれない。 小さな頃は毎日が冒険だった。 知らない道を歩き、知らない場所へたどり着き人先未踏の秘境を踏破したことの…

絵のない絵本「魚の化物」跋文

テーマは相互扶助です。 年を取った登場人物たちが助け合いながらそれぞれの持ち分を活かし英雄に変わっていきます。活躍できるできないは時の運。次の機会には大活躍するかもしれませんよ。 絵のない絵本「魚の化物」|murasaki_kairo|note(ノート)https…

俳句日記「北風」跋文

俳句日記です。北風と牡蠣の2句。 「北風に背中丸めて堀端」 堀端は風が吹き抜けるので余計に寒いのです。今日は寒かった…。 俳句日記 北風|murasaki_kairo|note(ノート)https://note.mu/murasaki_kairo/n/n244fe6a26165

絵のない絵本「スイート・ホーム」跋文

絵がなくても絵が見える 絵がなくても絵が見えるような作品を目指しましたが如何でしょうか? ちなみに心の中で思い描いたイラストタッチはアルゼンチンの絵本作家イソラさんです。 絵が描ける人、 音楽ができる人、 才能がある人って良いですねえ。 私は絵…

短編小説「スノウマン」跋文

雪だるま男と配達屋の物語です。 センチメンタルな童話ですが、よくある話かもしれません。よくある話かもしれないので淡々と書き連ねました。 短編小説 スノウマン|murasaki_kairo|note(ノート)https://note.mu/murasaki_kairo/n/nf26f94bd3af6

俳句日記「冬の夜」跋文

毛布を被って居間でうたた寝をしていた。夜中に目が覚めると大変寒い。 あんまり寒いので冬の真夜中に風呂に入った話。 俳句日記 冬の夜|murasaki_kairo|note(ノート)https://note.mu/murasaki_kairo/n/neb83cd0a1132

現代詩「精米」跋文

現代詩「精米」|murasaki_kairo|note(ノート)https://note.mu/murasaki_kairo/n/neec4d588ca25 精米をした。 面白い体験だった。 コイン精米所は規模の割に利用料が安い。 農林水産省がコイン精米の設置に補助金を出しているのかな。 詩は つげ義春の「…

現代詩「トイレタンクから水がチョロチョロ」跋文

現代詩 トイレタンクから水がチョロチョロ|murasaki_kairo|note(ノート)https://note.mu/murasaki_kairo/n/n958e5fad1549 日曜日の午後にトイレの水漏れを直しました。 日常生活を詩に起こしました。 緩い詩になりましたが、こういう私みたいな一般大衆…

現代詩「マクドナルド」跋文

現代詩「マクドナルド」|murasaki_kairo|note(ノート)https://note.mu/murasaki_kairo/n/n36adca217a14 今日の夕飯はマクドナルド。 マクドナルドが好きだ。

現代詩「孤島」の跋文

現代詩「孤島」|murasaki_kairo|note(ノート)https://note.mu/murasaki_kairo/n/ne5868b8f2853 人間関係の何もかもが面倒くさくなって、独りになりたい。そんな衝動に駆られる。 知らない街に行きたい。 誰も僕のことを知らない街に行きたい。 旅行とも…

現代詩「test」跋文

現代詩「test」|murasaki_kairo|note(ノート)https://note.mu/murasaki_kairo/n/n3649dd61ca29 ブログの使い方のテスト 「はてなブログ」で掲載したがnoteに転載。 こちらには覚書を記載するようにした。